織香は大学で中学高校の免許は教職課程の履修で取得することができますが、
小学校の免許は小学校教員養成課程がないので取得することができません。
この場合、織香が小学校の教員免許を取得するためには、
大学卒業後に別の小学校教員養成課程のある大学へ行く・
大学卒業後に通信教育の小学校教員養成課程のある大学の授業を履修する・
資格試験を受験する
の3つの方法があります。
織香は大学で授業を受けている際に、先生から資格試験のことを聞き、先生に直接伺ったりしていろいろ調べました。
ちなみに、この試験は教採と違って有料です。
5600円かかります。
ここでは織香の受けた資格試験、小学校教員資格認定試験について紹介します。
織香の勉強法??もあります♪
教員養成課程等で教員の勉強をした人以外にも、社会生活を通して教育に関心を持ち、 教員になろうという人のための資格試験となっているので、学生にはあんまり受けてほしくない…らしいです(笑) 受験を申し込む先の要項によっては、はっきり書かれていることがあります…(笑)
織香としても実際受験してみて、偏った勉強だけで取れてしまうので、 教師経験or社会経験がないと有効利用はできないだろうと思いました…。
ですから、学生で受験を考える人はメインの免許として使うのではなく、まずは副免として考えるべきだと思います。
織香のメインは、あくまで中学国語です。織香がこの資格を取りたいと思っているのは、織香が希望する愛知県の
教員が小中学校間で移動するためです。いつかは取ることになるだろうと予測しているためです。
確認しておくと、この試験は教員採用試験ではありません。
免許を取得するための試験です。実際に教員として勤務するためには、各地の教員採用試験を受験する必要があります。
ただし、採用試験は取得見込みでも受験可能なので、
採用試験を日程が重ならない限り同年度内の資格試験受験前に受けることはできます。
つまり、7月に「取得見込み」と願書に記入して教員採用試験を受け、8月に資格試験を受けても大丈夫!ということです。
☆資格試験による取得見込みでは試験を受けられない場合があるそうです。
要綱で必ず確認してください。☆
実施しているのは次の5つの大学です。
東京学芸大学・横浜国立大学・静岡大学・岡山大学・熊本大学(宮城教育大学でも一次試験のみ行われます。)
織香が受けたのは、静岡大学です。実は……居住地域で受けられる大学が決まっているものと思い込んでいました(笑) しかし、最近では試験内容が統一されているようですが、以前は特に2次試験の内容が学校ごとに違ったとのことで、 その傾向を見て受験地を決めなければならなかったようです。
試験案内は統一されて、文部科学省が出していますが、受験要項は各大学に直接問い合わせます。
今はどこの大学もHPを作っているので、文部科学省のHPの告示を見た後、
各大学のHPを見るとよいでしょう。(大体5月ごろです←Linkに詳細アリ)
基本的に20歳以上で高校を卒業してれば受験できます。
幼稚園もしくは中高の教員免許や、大学での単位が基準以上あれば、試験の一部が免除されます。
ちなみに織香は1回目の受験では、大学での取得単位(2年以上在学の62単位以上取得)で一般教養が免除されました。 2回目は1回目で一次試験を合格しているので、一次試験がまるまる免除です。 さらに教育実習の単位もあったので、3次試験も免除の予定です。
毎年8月末日です。平成15年(織香2回目)は8月30日と31日の2日間です。
ひょっとしたら末日というよりは、最後の土日かもしれません…織香が受けたときはちょうど末日が土日でした。
働いていても受けられるという配慮でしょうか??
試験内容は一般教養科目・教職に関する科目(1)・教職に関する科目(2)の3教科です。
一般教養は、人文・社会・自然・外国語(英語)の択一式(70分)。
教職に関する科目(1)は教職教養の択一式(70分)。
教職に関する科目(2)は、9教科(国語・社会・算数・理科・図工・体育・音楽・家庭・生活)から
図工・体育・音楽から2教科を含む計6教科を選択します。こちらも択一式です(各50分)。
さてここで織香の偏った勉強が始まりました(笑)
実は織香の大学の先輩で過去に同じ試験を受けた方がいて、お話を伺うことができました。
そこでアドバイスとしていただいたのが……「自分の専門+実技教科で攻めろ!!」でした(笑)
つまるところ、織香が受験したのは専門の「国語」と、後は「図工・体育・音楽・家庭・生活」の計6教科でした…。
学習指導要領の内容量を考えると、国語は元々膨大です。しかし、私の受けた教科の中での国語以外の教科は、学習指導要領も教科に関する内容も基本的な所を覚えてしまえば、違う問題というのは出しにくいです…。この点「社会・算数・理科」というのは、織香の受験した「図工・体育・音楽・家庭・生活」に比べて応用範囲が広いので大変です…。これが織香の言う勉強の偏りです。
☆☆「教科に関する内容」に対する考え方は、織香の主観が多分に入っています。織香は国語が専門の文系人間で、理系科目はあまり得意ではない上に、「社会・算数・理科」に対してはもともとの苦手意識があります…(笑)☆☆
大学で小学校教員養成課程を取っている方も、もちろん個人の専門があり、理数系に弱いという方もいると思いますが、
この試験ではそれ以上に個人の好き嫌いが出てしまいます。教育の現場に出れば、個人の好き嫌いなど関係ありません。
まして、教員は教えることのプロとして期待されています。そのあたりを踏まえていなければ、とても危険だと思います。
もちろん織香も肝に銘じて、資格取得後も勉強を続けるつもりでいます…。
平成15年度二次試験についてはコチラNew♪
二次試験は10月半ばです。平成15年は10月18日と19日の2日間です。
二次試験も土日で行われています。織香は初日の集合時間が早いので、前日から行きます。
試験内容は教科に関する科目・教職に関する科目(3)・口述試験の3つです。
教科に関する科目は専門科目です。織香はもちろん国語です(60分)。
教職に関する科目(3)は実技試験です。1次試験で「図工・体育・音楽」から選択したうちから2つ選択します。
織香は1回目は音楽と体育を選択しました。2回目は音楽と図工です。
口述試験は個人面接です(約10分)。幼稚園もしくは中高の教員免許を持っていると免除になります。
織香はまだ大学を卒業していないので、免除になりません…。
専門科目は論述です。織香の受けた国語では2題しか問題はありませんでしたが、
1時間でA4一枚裏表を書き尽くすのは至難です…。しかも……国語の解答用紙にだけ、罫線がなかったのです…。
1題目は800時程…という問題だったのですが、織香は自筆の字がとても大きいのです。
スペースのことを考え忘れていたら、600字前後で用紙がいっぱいになってしまったのです…。
これは次回の大きな課題です(笑)でも…他教科にはちゃんと罫線入ってるみたいなんですよね…
なんかちょっぴり不公平な気分です(T^T)
実技試験は大変です(笑)
織香は運動神経があまりよろしくありません…がしかし、美術的センスは壊滅的なので1回目は体育と音楽を選択しました。
音楽は指定された文部科学省歌の弾き語りです。
ピアノ歴はやたら長いので練習はできました…しかし1回目は何とトップバッターで、緊張の頂点でした……(笑)
なぜ織香がトップバッターだったかといいますと、音楽と体育の組み合わせで選択する人は非常に少ないのです(笑) 1回目のときは6人でした。そのため、体育と音楽は同時にスタートするので、優先的に試験の順番を組み替えるのです。 (2回目は開始時間は少しずれてます)
そして、その体育が難問でした……出題されるのはマット運動・走運動・ボール運動・表現運動なのですが…どれもこれも
あんまり普通じゃないんです…(笑)
マットにはもちろん倒立もありました…走るのはただ走るのではなくちょこまかと動きを入れたりしなければならず、
ボール運動はドリブルしながらぐるぐる回りました、そして表現運動は創作ダンスでした…。
どうにも普通に練習できる範囲ではありません(笑)そして何より、体力が足りません…。
そのため、2回目は図工と音楽を選択することにしました(笑)
図工は1回目の年は、「水彩による絵画制作」でした。技術はともかく、絵を描くくらいなら織香でもできます(笑)
しか〜し!!2回目は「紙による平面構成」なのです…いったいこれはどういう試験なのでしょう??(笑)
織香は…工作が苦手です…というか嫌いではないんですが、不器用でしかもせっかちなのでとてつもなく下手なんです(笑)
一日目で疲れきった翌日は口述試験です。
面接のお題は3題しかありませんでした(笑)
しかも、1回目のとき織香は受験番号の運がよくまたも1番に呼ばれたので、
9時に集合して、10時には試験終了して帰ってしまいました(笑)
聞かれた内容は……よく覚えてません(笑)めちゃくちゃ緊張して、質問の内容すらその場で忘れてしまいました…。
たしか…「なぜ試験を受けたのか?」「どんな小学校の先生をめざすのか?」だったような違うような…。
三次試験は指導の実践に関する事項に係る試験です。この試験は、二次試験合格者のうち、教育実習の単位がなかったり、
実務経験のない人だけが受けます。
試験というよりは講習のようなものらしいです。
小学校へ行って、授業を見学し、授業案を作るもののようです。
先輩曰く、二次試験に受かれば三次試験はおまけみたいなものとのことです(笑)
織香はすでに教育実習の単位が取れているので、二次に受かればその時点で免許取得です。
最後は勉強法です(笑)
勉強法とは言っても、基本的には教員採用試験と同じです。
市販のものとして
「小学校教員資格認定試験(教員採用試験シリーズ346)」(一ツ橋書店刊1500円)
という問題集が1冊だけ出ています。
過去問は文部科学省のHPに載っていますが、解答がありません…。出題の仕方や問題の様子は分かります。
音楽の実技の楽譜は自分で用意しなければなりません。
織香は「教員採用試験のピアノ(CD付)」(玉川大学出版部刊2000円)
を購入しました。初級編・上級編と2パターン収録されてます。
織香は学生なので夏休みの8月いっぱいをまるまる使って、ひたすら勉強しました(笑)
基礎からきちんと理論的にやったほうが後に残るのですが、はっきり言ってキリがありません!!
穴埋め式のテキストは、理論的ですが、条文や法律などの公式文書以外はその発行元の出版社が作っている文章なので、
その意図や典拠資料が分からないと、ちんぷんかんぷんでほとんど役に立てられません。
そのため織香は、ひたすら問題集を解きました。問題集を選ぶポイントは、解説がしっかり書かれていることです。
問題を解き、解説を見て、必要な部分は問題集に書き込み、問題集自体をテキストにしていきました。
そうそう、学習指導要領は覚えた者勝ちです!!(笑)特に各教科の目標は押さえておくといいですよ♪